股関節周りのだるさがありません(セッション2)

第2セッション

前回のセッションの後、大きな地震が起こり、大雨で交通が麻痺し、各地で大災害が起こり、個人的に仕事でも色々とあり、頭の中が目まぐるしくうるさくなって、身体に向き合う事を拒否してしまい、終いには身体不在になっていました。

 

なので今日のセッションが楽しみだった一方、私の感覚は大丈夫だろうかと不安でしたが、グリーンのマットに立った時、スッと素直に立てたので、あら?ちゃんと変化してる!と嬉しくなりました。

 

ただ、歩いて感じてみてと言われると、私今どうやって歩いているんだろうと意識を向けるのが難しくてちょっと大変でした。

 

右足はしっかり立てているけれど外後ろに乗っていて詰まっている感じ、左足はかたよりはないけれど空っぽで不安定な感じ、そんな感覚からのスタートです。

 

ベッドに寝て足の重さや曲がり具合を見た後、あの静かな時間が始まりました。

 

右側から足の方に移動した時、右側に温かさを感じました。

 

足の方から左側に移動した時、初めは何も感じませんでしたが、だんだんとじんわり温かくなってきました。

 

頭側に移動した時、白い砂のようなザラザラとした空間が広がりました。あー、また変な世界が始まったー、と思いながらも身を委ねていると、その白いザラザラが肩から肩甲骨のところで鳥のような形になり、火の鳥みたいできれいとその鳥を眺めていたら、肩から腕にかけてすーっと力が抜けていきました。

 

右足に触れられている時、「そういや私昔からよく足怪我してたかも」と走馬灯のように思い出しました。

 

小学校1~2年生の時に、家の団地の前の駐車場でキャッチボールをして遊んでいて、全力で走ってボールを投げようとしたら駐車場と道路の段差で思いっきりぐねり、ぎゃーっと叫んだこと。ものすごく腫れて痛いのに、大丈夫と病院に連れて行ってもらえず、病院行きたいとしつこく言って1週間以上経ってようやく連れて行ってもらえたら、お医者さんに、もう治ってるよ、シップ欲しいの?と面倒臭そうな半笑いで言われて子供ながらに恥ずかしい思いをしたこと。

 

保育園の時、親の自転車の後ろに乗って足が車輪にからまってぎゃーっと叫んだこと(笑)。

 

バレーボール部の時に捻挫2回、捻挫よりも痛かった足の甲の腱鞘炎。

 

何年か前、膝上がパンパンに腫れて、3ヶ月もすれば治るわと放っておいたら本当に治ったことや、膝蓋骨の中が動かすたびにボキッと音が鳴って激痛でこれはさすがに病院か、と思いながらもやっぱり3ヶ月放置で治ったり。

 

そんな事を思い出しながら、伊藤さんから伝わってくる手の感覚と自分の足を眺めていました。

 

すると、「大丈夫、大丈夫ー!緩みなさいなー」と自分で自分に言っていました。大丈夫ー、緩んじゃえー、と。自分の身体と会話していました。

 

そうしたら、詰まっていた右足や股関節まわりがじんわりほどけていき、伊藤さんの方にぐーんと伸びていくような感覚がありました。

 

この間気付かないうちにものすごく空間が広がっていたのか、音を立ててしゅるるるると真ん中に空間が狭まってきて、ぱっと目が開きました。眠っていたわけではないですが、目覚めたような感じです。

 

そして、左足に移ると、さっきとはうって変わって黒く(暗く)なり、黒いマントを被った男の人が立っていて、その人には目が3つありました。

 

そこでふっと気がつきました。「違う。右足じゃない。感覚がある(股関節のだるさや指の嫌な感じ)のは右足だけど、本当は全部左足だ!右は左のカモフラージュだ。私は左側に何を隠してる?私の左側に何がある?」とまた自分で自分に何度も言っていました。

 

その後、変な感覚におちいりました。伊藤さんが足裏に触れているのは分かるけれど、ものすごく遠くにいるのです。触れているのは分かるのに、そこにいない、ずっと遠くにいる、足の感覚もない。

 

 

不思議な体験は以上です。

 

あとはすっかり元に戻り、あっこれ動くやつ、と思ったらぐいーんと動いたり、足元を持っている時に、足の付け根の辺りから、ぴくっぴくっと内側に動いたり、またじわーっと動いたり。

 

意図してやっているわけではないのに、身体が勝手にそちらへ動こうとしている感覚がとても面白かったです。

 

終わってからは、右足の詰まり感がほどけ、空っぽに感じた左足は質量を感じられるようになりました。

 

歩く時は、外側に力が乗っかっていたのが、歩く時と足自体も真ん中をしっかりと通っている感じに変化しました。

 

そして、帰りの電車では、乗り換え駅で起きて外の景色を見ていたのに乗り過ごし、引き返して電車に乗り遅れる、ということも起こりました。

 

1日経ってみて、股関節周りのだるさがありません。

 

あと、左膝の後ろが気持ち良く伸びて、とても心地良いです。

 

真ん中を通っている感覚は昨日よりもよりしっかりと感じます。

 

伊藤さんもおっしゃっていたように、「変化」や「ある」ことには意識が向かうし向やすいけれど、「無い」ことに意識を向けるのは、身体と向き合っていないと感じられないなあと思いました。

 

「無い」ということが、在る。

 

そして、不快で嫌なもの、無くしたいものだったはずなのに、無くなると不安になって呼び戻してしまうこともあるんだろうなあ、とふと思いました。

 

3回目のセッションでは、身体に起こっている事をその場で言語化していこうと思います。

 

伝えても伝えなくてもどっちでもいいよとおっしゃって下さいましたが、浮かんできたイメージの世界が大き過ぎるので、もう少し「今ここで身体に起こっていること」に向き合いたいなと思いました。

 

黒マントを被った三つ目の人って本当誰なんでしょう。

 

ですので、あちらの世界に行きかけてるなと感じたら声をかけてください。

 

それでは、また一週間後に感想メールを送ります。

 

ありがとうございました。

 

 

第2セッション1週間後

一週間経った今、前回も同じようなことを書きましたが、日常の中で身体に「気付く」「意識する」ことがとても多くなりました。

 

特に足裏に意識が向いていて、地に足がついている感覚を手に入れようとしているようでした。

 

ただ、力み過ぎからか、かかとや舟状骨に痛みが出たりして、無理して地に足を付けても良くないぞと身体を通して知れた気がします。

 

あとは、猫背になっているなとか、首が前に出ているなとか、また肩甲骨ゴリゴリ鳴らしてるなとか、気付いたときにその都度身体を動かして楽な場所に置いてあげていました。

 

やじろべえの気分です。

 

2回目のセッションはひと月ほど空いてでしたが、3回目は今の感覚をキープしたままセッションを受けるので、とても楽しみです。

 

次のセッションもよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

日本語と英語を操るバイリンガルロルファー。東京出身ではありますが、神戸の風土と文化、そして人の雰囲気に親しみを感じ、2016年に移住してきました。六甲山を始めとした山々と海の自然に囲まれ、お洒落なお店が立ち並ぶ神戸三宮での日常を楽しんでいます。

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